♪子どもの持っている無限の可能性2
秋のコンクールに出場予定のAちゃんのお話です。
Aちゃんは、一年間ほとんど休むことなく、毎日コツコツ練習してきます。
ただ、コンクールにむけて、なかなか曲が思うように弾けない日々が続いていました。
そこで、思うように指が動くようにするにはどうすればいいか、
2人で考えました。
そして2人で出した結論は、
♪練習時間を増やす!
♪ただ練習するのではなく、「考えて」練習する!
この二つでした。
この二つ、実践するのはそう簡単なことではありません。
それに最初は実践できても、続けるのはとても難しいことです。
「頑張る!」
といったAちゃんの言葉を信じて、二週間後のレッスンの日を迎えました。
二週間後・・・
レッスンにきたAちゃんの練習記録カレンダーをみたら、
そこには、毎日何時から何時まで練習したか、
二週間分びっしりかいてありました。
今まで、一日30分~長くても1時間だったAちゃんの練習時間は、
一日1時間30分~2時間に増えていました。
そして、驚きだったのは、一日3回~4回、ピアノを弾く時間を作った事でした。
①5時50分~6時30分
②16時~16時30分
③20時~20時40分
こんな感じで書いてあったのです。
まず、朝5時30分に起きて、毎日朝練したこと、これは本当にすごいことです!
朝の脳がすっきりしているときに練習するのは、夜疲れているときにやるより
絶対効果的だと思います。
そして、この連続で練習しないのには意味があったのです。
そうです、「考えて」練習するためには、集中力が必要なのです。
子どもはそんなに長い時間集中できません。
二時間一気にやろうとしても、最後は集中できずダラダラと練習することになると思います。
そこでAちゃんは時間を区切って、自分の集中できる時間(30分~40分)練習するように
したのだそうです。
ナイスアイデアですよね!!
これをAちゃんは二週間毎日続けました。
そして、この日のレッスンで聴いたAちゃんの演奏に私が驚いたのは
言うまでもありません。
びっくりするほど素敵な音で弾けるようになっていたのです。
そして、一番変わったのは、Aちゃんの意識です。
「自分も本気で練習すれば弾けるようになる」という自信が出てきたのです。
弾けるようになって、Aちゃんは今週も練習してくる!と自分から意欲的に
練習に取り組んでくれています。
子どもの持っている力は本当にすごいですね。
そして、ご自身のお仕事が忙しい中、Aちゃんと一緒に朝起きて、練習を支えてくださっている
Aちゃんのお母さんは、本当にすばらしいと思いました。
ピアノは、どんなに才能があっても練習しなければ弾けるようになりません。
どうやったら子どもたちが毎日練習するようになるのか、
これからも模索していきたいと思います。
がんばれAちゃん!!
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